こんにちは。たいら(@tairaengineer2)です。
この記事では、C#でDateTimeオブジェクトをstring型 に変換するメソッドを紹介します。
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- 前提条件
- DateTimeオブジェクトをstring型に変換するメソッド
- 解説で使うプログラムの概要
- C#プログラム
- 実行結果
- 解説
- まとめ:DateTimeオブジェクトをstring型に変換してみよう
前提条件
この記事では、Visual Studio 2017 Communityを使っています。
インストールの仕方は、下の記事をご参考ください。
DateTimeオブジェクトをstring型に変換するメソッド
DateTimeオブジェクトをstring型に変換するメソッドは
- ToStringメソッド
- ToShortDateStringメソッド
- ToLongDateStringメソッド
- ToShortTimeStringメソッド
- ToLongTimeStringメソッド
の5種類あります。
では、それぞれのメソッドを、実際に使って解説します。
解説で使うプログラムの概要
解説で使うプログラムは、今現在のDateTimeオブジェクトを取得して、先ほどあげた5つのメソッドでコンソールで表示させるプログラムです。
コンソールプロジェクトを作成するやり方は下の記事をご参考ください。
プログラムを作成したあと、ビルドをするやり方はこちらの記事をご参考ください。
C#プログラム
using System;
/// <summary>
/// DateTimeオブジェクトをstring型に変換
/// </summary>
namespace ConsoleApp1
{
class Program
{
/// <summary>
/// メイン
/// </summary>
/// <param name="args"></param>
static void Main(string[] args)
{
string separation = "---------------------";
DateTime dateTime = DateTime.Now;
Console.WriteLine(separation);
Console.WriteLine("何も変換しないパターン:" + dateTime);
Console.WriteLine(separation);
Console.WriteLine("ToString()メソッド:" + dateTime.ToString());
Console.WriteLine(separation);
Console.WriteLine("短い形式の日付パターン");
Console.WriteLine("ToString(\"d\")メソッド:" + dateTime.ToString("d"));
Console.WriteLine("ToShortDateString()メソッド:" + dateTime.ToShortDateString());
Console.WriteLine(separation);
Console.WriteLine("長い形式の日付パターン");
Console.WriteLine("ToString(\"D\"):" + dateTime.ToString("D"));
Console.WriteLine("ToLongDateString():" + dateTime.ToLongDateString());
Console.WriteLine(separation);
Console.WriteLine("短い形式の時間パターン");
Console.WriteLine("ToString(\"t\")メソッド:" + dateTime.ToString("t"));
Console.WriteLine("ToShortTimeString()メソッド:" + dateTime.ToShortTimeString());
Console.WriteLine(separation);
Console.WriteLine("長い形式の時間パターン");
Console.WriteLine("ToString(\"T\"):" + dateTime.ToString("T"));
Console.WriteLine("ToLongTimeString()メソッド:" + dateTime.ToLongTimeString());
}
}
}
実行結果
---------------------
何も変換しないパターン:2019/01/11 21:21:55
---------------------
ToString()メソッド:2019/01/11 21:21:55
---------------------
短い形式の日付パターン
ToString("d")メソッド:2019/01/11
ToShortDateString()メソッド:2019/01/11
---------------------
長い形式の日付パターン
ToString("D"):2019年1月11日
ToLongDateString():2019年1月11日
---------------------
短い形式の時間パターン
ToString("t")メソッド:21:21
ToShortTimeString()メソッド:21:21
---------------------
長い形式の時間パターン
ToString("T"):21:21:55
ToLongTimeString():21:21:55
続行するには何かキーを押してください . . .
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解説
では、それぞれのメソッドを解説していきます。
ToStringメソッド以外のメソッドは、ToStringメソッドで代替することができます。
それについても解説します。
ToStringメソッド
現在の DateTime オブジェクトの値を等価の文字列形式に変換します。
DateTime.ToString Method (System) | Microsoft Docsから引用させて頂きました
ToStringメソッドは、引数に何も指定しない場合、DateTimeオブジェクトのすべての値を文字列にします。
なので
ToString()メソッド:2019/01/11 21:21:55
という風に表示されています。
何も変換しないパターンと同じです。
ToShortDateStringメソッド
現在の DateTime オブジェクトの値を、それと等価な短い形式の日付の文字列形式に変換します。
DateTime.ToShortDateString Method (System) | Microsoft Docsから引用させて頂きました
ToShortDateStringメソッドは、DateTimeオブジェクトの日付だけを文字列にします。
なので
ToShortDateString()メソッド2019/01/11
という風に簡単な形式で日付が表示されています。
結果から分かる通りこのメソッドは、ToStringメソッドでも同じことが出来ます。
書き方は
dateTime.ToString("d"));
で、同じ結果を得ることができています。
dは短い形式の日付書式設定という意味です。
だから、ToStringメソッドで指定すると短い形式で表示されます。
ToLongDateStringメソッド
現在の DateTime オブジェクトの値を、それと等価な長い形式の日付の文字列形式に変換します。
DateTime.ToLongDateString Method (System) | Microsoft Docsから引用させて頂きました
ToLongDateStringメソッドは、DateTimeオブジェクトの日付だけを文字列にします。
なので
ToLongDateString():2019年1月11日
という風に丁寧な形式で日付が表示されています。
結果から分かる通りこのメソッドは、ToStringメソッドでも同じことが出来ます。
書き方は
dateTime.ToString("D"));
で、同じ結果を得ることができています。
Dは長い形式の日付書式設定という意味です。
だから、ToStringメソッドで指定すると長い形式で表示されます。
ToShortTimeStringメソッド
現在の DateTime オブジェクトの値を、それと等価な短い形式の時刻の文字列形式に変換します。
DateTime.ToShortTimeString Method (System) | Microsoft Docsから引用させて頂きました
ToShortTimeStringメソッドは、DateTimeオブジェクトの時間だけを文字列にします。
なので
ToShortTimeString()メソッド:21:21
という風に時間と分だけの時間が表示されています。
結果から分かる通りこのメソッドは、ToStringメソッドでも同じことが出来ます。
書き方は
dateTime.ToString("t"));
で、同じ結果を得ることができています。
tは短い形式の時間書式設定という意味です。
だから、ToStringメソッドで指定すると短い形式で表示されます。
ToLongTimeStringメソッド
現在の DateTime オブジェクトの値を、それと等価な長い形式の時刻の文字列形式に変換します。
DateTime.ToLongTimeString Method (System) | Microsoft Docsから引用させて頂きました
ToLongTimeStringメソッドは、DateTimeオブジェクトの時間だけを文字列にします。
なので
ToLongTimeString():21:21:55
という風に秒までの時間が表示されています。
結果から分かる通りこのメソッドは、ToStringメソッドでも同じことが出来ます。
書き方は
dateTime.ToString("T"));
で、同じ結果を得ることができています。
Tは長い形式の時間書式設定という意味です。
だから、ToStringメソッドで指定すると短い形式で表示されます。
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まとめ:DateTimeオブジェクトをstring型に変換してみよう
以上がDateTimeオブジェクトをstring型に変換できるメソッドの紹介でした。
まとめると
メソッド | 使い方 | 表示例 |
---|---|---|
ToStringメソッド | string date = todayDate.ToString(); | 2019/01/11 21:21:55 |
ToShortDateStringメソッド | string date = todayDate.ToShortDateString(); | 2019/01/11 |
ToLongDateStringメソッド | string date = todayDate.ToLongDateString(); | 2019年1月11日 |
ToShortTimeStringメソッド | string date = todayDate.ToShortTimeString(); | 21:21 |
ToLongTimeStringメソッド | string date = todayDate.ToShortTimeString(); | 21:21:55 |
メソッドの対応表をまとめました。
ToStringメソッド | 対応するメソッド |
---|---|
dateTime.ToString("d") | dateTime.ToShortDateString() |
dateTime.ToString("D") | dateTime.ToLongDateString() |
dateTime.ToString("t") | dateTime.ToShortTimeString() |
dateTime.ToString("T") | dateTime.ToLongTimeString() |
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ほかにもC#勉強記事を書いてます。
よければご参考ください。
【C#】文字列を数値に変換できるか調べるTryParseメソッドの使い方
【C#】コード:IDE1006、説明:名前指定の規則違反: これらの単語は、大文字で始まらなければなりません、が出たときの対処方法
今までブログで書いたC#の解説記事のまとめは、こちらをご参考ください。