こんにちは。たいらです。
最近私は将来どういうエンジニアになりたいかということを考えています。
・・・が、今の日本のエンジニアのキャリアパスは問題が結構あって、私がやりたい方向は難しそうです。。。
今回の記事は日本のキャリアパスの問題点とこれからどうしたらよいのかを書いていきます。
日本のエンジニアのキャリアパスの問題点
私は将来管理職ではなく、スペシャリストの方に今興味を持っています。
理由は自分の手で作ることが好きだからです。
四苦八苦しながらプログラムを書いて、思った通りに動いたら「よっしゃ!」って達成感があります。
また仕事で携わった箇所で分からないところがあれば、自分で勉強して理解するというところも好きです。
なので、管理職ではなく、スペシャリスト系に行きたいなあと考えているのですが。
この記事ではある程度経験を積んだエンジニアは、給料を上げるためにはいやでも管理職系に行くしかないと書かれています。
レベル | エンジニア系(個人型) | 管理職系 |
---|---|---|
5 | ディレクター | |
4 | シニアマネージャー | |
3 | (シニアエンジニア) | マネージャー |
2 | エンジニア | |
1 | アソシエイトエンジニア |
上記サイトの表を引用させて頂きました
また少し古いですが、年収のデータを見つけました
年齢層 | プロジェクトマネージャー | スペシャリスト |
---|---|---|
25歳〜29歳 | - | 450万円 |
30歳〜34歳 | 600万円 | 550万円 |
35歳〜 | 700万円 | 630万円 |
[ThinkIT] 多様化するエンジニアのキャリアパス (1/2)から引用させて頂きました
この記事を読んで納得しました。
そりゃスペシャリストなんて作らないですよね。専門職で素晴らしいのに評価が低いんですから。
2017年12月現在、私はエンジニア6年目で2社の会社に勤めたことがありますが、欧米にいるようなスペシャリスト系のエンジニアに出会ったことがありません。
新卒で入社した1社目は従業員数1000人を超えるなかなか大きいSIerでした。
そのSIerでは役職が上に上がれば上がるほど、 何かのシステム開発に携わっているという人は皆無で、がっつり管理職になっていました。
3年と少し在籍しましたが、部課長クラスの人が自分の手で何かを作るというところを見たことがありませんでした。
部課長本人も「何年も現場に出たり、プログラムを書いたりなどしていない」と話していました。
なので、会社が大きくなればなるほど、また役職が上がれば上がるほどスペシャリストになることができる環境がないように思えます。
2社目の会社は従業員数約100人の中小のWeb系の会社です。
1社目のSIerとは違い、部課長クラスの人は100%管理職!ということはありません。
社長や会社幹部以外の部課長クラスの方々は現場に出ており、開発に携わっておられます。
が、製造や単体テストなどのいわゆる下流工程ではなく、要件定義や基本設計という上流工程やチームの進捗を管理する管理者に携わっている方が若干多いように感じます。
私の体感ですが、中小企業だと部課長クラスの方はプレイングマネージャーが多いです。
やっぱり、日本ではがっつりスペシャリストは難しいのでしょうか。。。
日本でスペシャリストでキャリアを積むには?
この記事を読むと、日本でも「チーフエンジニア」という最も重い責任を持つエンジニアの中のエンジニアという働き方があるようです。
また、フリーランスとして働くこともオススメされています。
フリーランスは、どの企業にも属さない「フリー」な働き方。企業に属さないということは、企業から指図されない、自分の好きに開発に没頭することができるということです。
…とはいえ、フリーランスも顧客に営業周りを行う必要があるなど、コミュニケーション能力が求められるのです。まったく他者と関わらないかといえば、そんなこともありません。
しかし、自分のペースで仕事を進められることに、強いメリットを感じる方も少なくないはず。
上記サイトから引用させて頂きました
自分の好きな分野を極めたい!という思いを持っている方で、コミュニケーション能力があるなら、フリーランスでスペシャリストを目指すのはアリということなのでしょう。
フリーランス以外でスペシャリストになる方法は無いのでしょうか?
ビズリーチという会社は次のような制度を導入しています。
そこで、一定のレベルに達した人には、新たに『事業貢献度』にフォーカスした評価を行うことにしたのです
(中略)
各クリエイターはかかわるサービスの持つさまざまなKPIに対して、クリアするには何をするべきか? から考え、施策を打つことが求められるというわけだ。
(中略)
ビジネスサイドと開発サイドの両方から評価することで、「仮にエンジニアやデザイナーとしてのスキルが高くても、事業に貢献できていない場合は高く評価されなくなる」(竹内氏)のだ。
上記サイトから引用させて頂きました
それぞれの職位に合わせて事業に貢献しているか見ているので、この制度なら生涯現場のエンジニアを正しく評価出来そうです!
このように正しく評価する環境を作り、日本のエンジニアのあり方を変えようと取り組んでおられる会社は存在します。
ただ、まだまだ少ないのが現状です。
まとめ
現状日本でスペシャリストになりたい場合は
- フリーランス
- 正しく評価する制度がある会社に転職
のどちらかが最も可能性があるようです。
つまり、成長できる環境を考えて選べってことですね。
この記事がエンジニアのキャリアパスを考える上でお役に立てば幸いです。