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人月について解説!情報処理試験で出された問題もまとめました!

こんにちは。たいら(@tairaengineer2)です。

この記事では、システム開発の見積もりでよく使われたり、情報処理試験にも出てくる「人月」について解説します。

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人月とは

人月とは、1人が1カ月(8時間×20日間)でこなすことができる作業量のことです。
人月は「にんげつ」と読みます。
英語では、「man-month」と書きます。
システム開発の作業量やコストを見積もるときによく使われます。

人月の使い方を解説します。
たとえば10人月の開発があるとします。
この仕事を1人でやると、10カ月かかります。
でも、10人でやると1カ月で終わるという感じです。

システム開発の見積もりでよく使われる人月ですが、問題点もあります。
次の章で、人月の問題点を解説します。

人月の問題

人月の問題は「開発するエンジニアの技術力を考えていない」という点です。
具体例を用いて解説します。

20人月のシステム開発があり、10人のエンジニアでこなしていくとします。
人月計算で行くと、2カ月で終わる計算です。
この人月計算で作業するエンジニアの技術力が5年目の中堅エンジニアで設定されているとします。
開発する10人のエンジニアが全員1~2年目の新人エンジニアだったらどうでしょうか?
このシステム開発の納期は守れないでしょう。
逆に10年目のベテランエンジニアがすると、もしかすると1カ月で終わるかもしれません。

このように人月計算は、作業するエンジニアの技術力によってまったくあてにならないものになってしまいます。

実際に情報処理試験で出題された問題

人月について解説しました。
では、実際に問題を解いてみましょう!
情報処理試験で、実際に出題された問題をピックアップします。

基本情報技術者試験

平成21年秋期問52 開発工数計算|基本情報技術者試験.com

平成30年春期問53 工数が4,096人月のときの期間|基本情報技術者試験.com

応用情報技術者試験

平成21年春期問52 追加要員数の算定|応用情報技術者試験.com

平成30年秋期問53 何名の要員を確保しておく必要があるか|応用情報技術者試験.com

 

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まとめ:人月とは、作業量

以上が人月の解説です。
あなたの勉強に少しでもお役に立てれば幸いです。
ではでは~(・ω・)ノシ

 

ほかにも勉強記事を書いてます。
よければご参考ください。

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