【SQL Server】四捨五入ができるROUND関数について解説します

こんにちは。たいら(@tairaengineer2)です。
この記事では、SQL Serverで四捨五入ができるROUND関数について解説します。

スポンサーリンク

前提条件

この記事では、Microsoft SQL Server2017を使っています。
インストールの仕方は、下の記事をご参考ください。

www.tairax.com

ROUND関数とは

ROUND関数とは、指定した桁で四捨五入することができる関数です。

ROUND (Transact-SQL)
適用対象: yesSQL Server yesAzure SQL Database yesAzure Synapse Analytics (SQL DW) yesParallel Data Warehouse
指定された長さまたは有効桁数に丸めた数値を返します。

ROUND (Transact-SQL) - SQL Server | Microsoft Docsから引用させて頂きました

ROUND関数の基本的な使い方は、以下です。

ROUND(【四捨五入したい数or列】 ,  【有効桁数】 [, 【四捨五入or切り捨て】 ])

赤太字のカッコで囲っている箇所を変更して頂ければOKです。

第二引数の【有効桁数】は、 第一引数を丸めるときの有効桁数です。
例えば

• 例1：1の場合、小数点第一位
• 例2：-2の場合、100の位

3番目の【四捨五入or切り捨て】は、オプションなので指定しなくてもOKです。
指定できるものは数字のみで、意味は以下です。

• 0：四捨五入
• 0以外：切り捨て

もし指定しなかった場合、デフォルトは0、つまり四捨五入が指定されます。

では、次の章で実際に使ってみます！

解説で使うテーブル

ROUND関数で解説で使うテーブルは、【Test】テーブルです。
テーブルの中身は以下になります。

number	name	per
1	Mike	100.581
2	Ai	-3.217
3	Cup	1.544

このテーブルに対して、

• 小数点第二位を四捨五入（第三引数は指定しない）
• 1の位を切り捨て（第三引数を切り捨てに指定）

の2パターンで実行していきます。

パターン1：小数点第二位を四捨五入（第三引数は指定しない）

【Test】テーブルの【per】の列に対して、小数点第二位を四捨五入します。
比較できるように、元の列も残します。
SELECT文は、以下になります。

SELECT [number]
      ,[name]
      ,[per]
	  ,ROUND(per, 2) AS round_per
  FROM [Test].[dbo].[Test]

実行結果は以下になります。

number	name	per	round_per
1	Mike	100.581	100.580
2	Ai	-3.217	-3.220
3	Cup	1.544	1.540

小数点第二位で四捨五入ができていることが確認できました！

パターン2：1の位を切り捨て（第三引数を切り捨てに指定）

【Test】テーブルの【per】の列に対して、1の位を切り捨てます。
比較できるように、元の列も残します。
SELECT文は、以下になります。

SELECT [number]
      ,[name]
      ,[per]
	  ,ROUND(per, -1, 1) AS round_per
  FROM [Test].[dbo].[Test]

実行結果は以下になります。

number	name	per	round_per
1	Mike	100.581	100.000
2	Ai	-3.217	0.000
3	Cup	1.544	0.000

1の位で切り捨てができていることが確認できました！

スポンサーリンク

まとめ：四捨五入をしたいとき、ROUND関数を使ってみよう！

以上がROUND関数の解説です。
四捨五入をしたいとき、ぜひROUND関数を使ってみてください！。

あなたのご参考になったのなら、とても嬉しいです(*´▽｀*)
ではでは～(・ω・)ﾉｼ

他にもSQL Serverについて記事を書いています。
良ければこちらもご参考ください。

【SQL Server】連番をふれるROW_NUMBER関数について解説します

【SQL Server】大文字から小文字に変換するLOWER関数について解説します

今までブログで書いたSQL Serverの解説記事のまとめは、こちらをご参考ください。

【SQL Server】ブログで書いた使い方記事のまとめ