こんにちは。たいら(@tairaengineer2)です。
私は現在Webエンジニアとして働いてます。
エンジニアとして働くとき、医療免許のような資格は必要ありません。
なので極論全く勉強してなくても、あなたは
「仕事はエンジニアです!」
と言えちゃいます。
そんなエンジニアの資格ですが、自分のスキルアップにとても役に立ったり、転職の時に猛烈にアピールすることができる資格は存在します。
その中の1つが情報処理技術者試験です。
その中で私は基本情報処理試験と応用情報処理試験を持っています。
今回の記事では私が基本情報処理試験に受かったときの勉強法をご紹介します。
スポンサーリンク
そもそも基本情報処理試験とは?
基本情報処理試験とは情報処理推進機構が年2回春と秋に実施している国家資格です。
対象者像 高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能をもち,実践的な活用能力を身に付けた者 業務と役割 基本戦略立案又はITソリューション・製品・サービスを実現する業務に従事し,上位 者の指導の下に,次のいずれかの役割を果たす。
1.需要者(企業経営,社会システム)が直面する課題に対して,情報技術を活用 した戦略立案に参加する。
2.システムの設計・開発を行い,又は汎用製品の最適組合せ(インテグレーショ ン)によって,信頼性・生産性の高いシステムを構築する。また,その安定的な 運用サービスの実現に貢献する。
午前 午後 試験時間 9:30~12:00
(150 分)13:00~15:30
(150 分)出題形式 多肢選択式
(四肢択一)多肢選択式 出題数
解答数80 問
80 問13 問
7 問
試験要綱Ver3.0 から引用させて頂きました
情報処理試験全体から見た基本情報処理試験の立ち位置は赤枠です。
IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:試験制度:試験区分一覧から引用させて頂きました
なので、基本情報処理試験を取得すると日本国内であれば自分が基本的なスキルレベルを持っているということを証明することができます。
私が基本情報を合格するまでに受験した回数
私は基本情報は1回で受かりました。
合格したときの点数はうろ覚えですが、午前は70点以上で、午後は64点とかぎりぎりだったと思います。
模試や研修を受けずに独学でやりました。
午後がぎりぎりだったので、自分の勉強方法はベストとは言い難いですが、ベターな勉強方法であると思ってます。
では、私の午前問題と午後問題の対策をご紹介します。
午前対策
ここではまず私が午前問題対策で使用したサイトや本、次に勉強方法をご紹介します。
勉強に使ったもの
私は勉強サイトと本で勉強しました。まずサイトをご紹介します。
午前問題は、このサイトに本当にお世話になりました。
私はこのサイトのおかげで、午前を合格できたと断言できます。
なので、午前問題を勉強するサイトを迷っておられる方はこちらをオススメします!
このサイトで私が好きなところは2つあって
- 勉強しやすい
- 分かりやすい
です。
1の勉強しやすいですが、下の画面はトップ画面を表示してます。
右横に行われた試験ごとに分かれており、自分が勉強したい午前問題が選択しやすいんです。
またある試験の午前問題を選択したら
見てください!このように何問目に何の分野の問題が出てるのかが分かるんです。
なので自分の苦手な分野とか強化したい分野を集中してできます!
これがお気に入りポイント1つめです。
2つめですが、解説がポイントを押さえているのでわかりやすいんです。
この問題の解答は
このように問題文の下に解答と、何故この選択肢が正解なのか、また不正解になるのかが分かりやすく書かれています。
ときには図もあります
この丁寧な解説がお気に入りポイント2つめです。
次に午前問題の勉強で使った本をご紹介します。
私が勉強に使ってた本はこちらです。
この本は過去問題集ではなく、基本情報処理試験で必要な知識を分かりやすく教えてくれます。
ゆるい雰囲気の絵で書かれているので、読みやすいですし
あ~あ、勉強しなきゃ~
という気持ちのハードルを下げてくれました。
私の中でのこの本の立ち位置は、基本を押さえたいときや「あれ、なんだったっけ?」というときに復習するときに使ってました。
勉強方法
私が午前問題を勉強した範囲は直近3回で行われた午前問題です。
理由は3つあって
- ちょうど良いボリューム
- そこそこ最新
- 予想問題はあくまでも予想問題
だからです。
理由は、午前問題は6割が過去問から出てきます。
しかし、3年以上前の問題だと、今の技術とは常識が異なっている可能性があります。
また予想問題や模試は、あくまで予想問題であり過去問ではありません。
せっかく勉強しても無駄になる可能性があるのです。
なので、私は直近3回の午前問題を勉強しました。
勉強方法
勉強方法は試験を受験するまで何日あるかで勉強方法は変えていました。
- 試験日まで3か月以上あるとき
- 試験日まで1から2か月のとき
- 試験日まで1か月きったとき
- 試験日前日
試験日まで3か月以上あるとき
イメージとしては、1問1問丁寧に勉強していく感じです。
1問題を読んで、選択肢から自分が答えだと思うものを選択し、答えを見ます。
合っていたら何故合っていたのか、何故別の答えは間違いなのかを解説を読んで理解します。
分からない単語があれば、自分が納得できるまで調べます。
単語の意味を調べるときは、下のサイトおすすめです。
ざっくり雰囲気を知りたいときは、下のサイトおすすめです。
「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典
問題を解いていて、 間違っていたら何故間違いなのか、自分がどこで間違えたのかを考えます。
ただの計算ミスなのか、勘違いだったのか、知らなかっただけなのか。
疑問点を徹底的に潰します。
このように勉強することで、午前だけでなく午後でも使えるような知識を増やします。
試験日まで3か月以上あるときの勉強方法では、1問にかける時間は5分など時間指定はしてません。
自分が納得したら次の問題に行くようにしてました。
なので、いろいろ調べてたら1問で1時間以上かけていたということもありました。
このときは自分に対してノルマを課してなくて、午前問題に慣れることを目標としてました。
試験日まで1から2か月のとき
この時は30分以内で10問くらいをまとめて解いていきました。
答え合わせで間違った問題が出ても、疑問点を徹底的に潰したおかげでだいたい解説を読めば分かるようになってるはずです。
解説読んでも分からないときにサクッと調べる程度で、何故そうなったのかを納得できるまで調べるということはしませんでした。
このときから自分にノルマを課しています。
私は受験したときは社会人だったので、「2週間で午前問題の1回を全部解くこと」という無理なく継続できるノルマを設定しました。
試験日まで1か月きったとき
1か月きったらようやく制限時間内に1回で全部を解く練習をし始めます。
もちろん解き切ることを目標としてます。
ここまで何回もやってると、問題を見ただけで条件反射で正解が分かる問題が結構出てきます。
なので、午前問題すべて正解ということができるようになります。
「全問正解できたんだから、きっと本番でもうまくいく!」という自分の自信につながります。
この時は休みの日に1回全部解くというノルマでした。
試験日前日
今までやってきたような自分にノルマを課してがっつり勉強というのはしません。
本をぱらぱら読むくらいです。
勉強するより、受験票に自分の顔写真を貼ったかとか試験会場への行き方を確認する方が大切です。
道に迷ったから試験会場に遅れて試験を受けれませんでした。とか笑えないですからね。
今まで勉強したので大丈夫です!早めに寝ましょう。
スポンサーリンク
午後対策
私が午後問題対策で使用したサイトや本、次に勉強方法をご紹介します。
勉強に使ったもの
午後問題は午前問題のような解説しているサイトが見当たりませんでした。
なので午後問題対策は過去問題集で勉強しました。
私が使ったのはこの本です。
この本を選んだ理由は2つありまして
- 解説が分かりやすい
- 載ってるのが午後問題だけ
です。
午後問題に関しては解説が充実しているサイトを見つけられなかったので、本で勉強する必要がありました。
これ解説が充実してるので、オススメです!
あと午前問題は、勉強サイトで満足したので午後問題だけ解説してる本は探してたところコレがいい!と思いこれで勉強してました。
勉強方法
私は午後問題も勉強した範囲は直近3回で行われた午後問題です。
理由は午前と同じです。 勉強方法も試験まで何日あるかで勉強方法は変えていました。
試験日まで3か月以上あるとき
この期間は午後問題に全く手を付けませんでした。
理由は午前問題の知識をある程度底上げしてからでないと、午後問題を勉強しても意味が無い、と考えたからです。
なのでこの時は午前問題をがっつりやって、午後問題に備える期間と割り切ってました。
試験日まで1から2か月のとき
ようやく午後問題に取り掛かり始めます。
この期間では1問ずつ丁寧にやってます。
自分の書いた解答と解説で書かれている模範解答を見比べて、なぜこの設問の答えがこうなのか、押さえておくべきポイントを押さえているのかを勉強します。
午後問題では午前と違って、問題を選択して試験をします。
私はまだこの段階では、午後問題で何を選択するかを決めてませんでした。
理由はまだ時間があるので、最低限万遍なくできるようにしたかったからです。
あと自分が何の分野は得意なのかを知るためです。
試験日まで1か月きったとき
午後問題もこの時にようやく全部を試験時間の通りに全問を解くようにしました。
ここまでやってると自分は何の分野の選択問題だったらいけそうかもという大体の傾向は把握できるようになります。
なので、得意分野の選択問題をがっつり勉強します。
つまりヤマを張ります。
もしヤマを張った部分が難問でも大丈夫なようにします。
(というか不得意な分野で点が取れる気がしなかったので、得意分野を頑張ったというのが正解)
ヤマを張った分野がだめでも、ほかの分野も最低限できるようにしてるので何とかなります(と信じます)。
試験日前日
午後問題も午前問題と同じくがっつり勉強ではなく、本をぱらぱら読むくらいです。
あとお祈りします。
「自分が得意な分野が簡単でありますように!!!」
午前と午後の勉強方法まとめ
以上が私が基本情報を合格したときの勉強方法です。
表で簡単にまとめるとこんな感じです。
期間 | 午前問題対策 | 午後問題対策 |
---|---|---|
試験日まで3か月以上あるとき | 1問1問丁寧に勉強 疑問点を徹底的に潰す ノルマ:特になし |
勉強しない |
試験日まで1から2か月のとき | 10問くらいをまとめて解く ノルマ:2週間で午前問題の1回 |
1問1問丁寧に勉強 疑問点を徹底的に潰す ノルマ:特になし |
試験日まで1か月きったとき | 制限時間内に全部を解き切る ノルマ:休みの日に1回 |
制限時間内に全部を解き切る ノルマ:休みの日に1回 |
試験日前日 | 本を軽く読む 勉強より、受験票の確認 |
本を軽く読む 簡単な問題が出るようお祈りする |
午前問題の勉強方法は良かったと思います。
ただ午後問題は勉強方法をもうちょっと考えた方が余裕を持てたかなって思います。
前日お祈りしてますからねww
私国語苦手なんで、試験当日は「もうなるようになれ!」って思ってました。
そんな綱渡り的な午後問題で、「これやっといたほうがもっと余裕もって合格できたんじゃ?」ってのを上げます。
これやっといたほうがよかったんじゃ?
私が今だから思う「これやっといたほうがよかったんじゃ?」っていうのは3つあります。
- 本を読む
- 午後問題で書いた自分の解答と模範解答を他人に見てもらう
- 字をきれいに書く練習をする
本を読む
何故本を読むかと言いますと、午後問題は国語問題だからです。
つまり、本文中に答えが書いてあります。
確かに情報の知識は必要ですが、それよりも読解力が重要です。
読解力を付けるために本をたくさん読んでおけば、要点を掴みやすくなるかなあと思います。
午後問題で書いた自分の解答と模範解答を他人に見てもらう
これは自分の解答を客観的に見るためです。
当たり前ですが自分で書いた文章なので、自分は何が言いたいのかは分かります。
でも、他人から見たらそれはもしかしたら分かりにくい文章かもしれません。
なので、他人に見てもらって、分かりやすいかどうか見てもらうと午後問題の点数が上がると思います。
字をきれいに書く練習をする
これ意外かもわかりませんが、傾向として同じ内容でも汚い字で書かれたものより、きれいな字で書かれたものの方が点数が高い傾向があるんです。
なので少しでも午後問題の点数を上げるためには、きれいな字を書いた方がいいと思います。
スポンサーリンク
最後に
以上が私の基本情報の勉強方法です。
私の勉強方法があなたの基本情報合格への手助けになれば幸いです。
ではでは~(・ω・)ノシ
ほかにも勉強記事を書いてます。
よければご参考ください。
データウェアハウスとは?情報処理試験の午前問題で出された問題もまとめました!