こんにちは、たいらです。
色々ニュースを見ていましたら、COBOLを無くしていくというとても嬉しいニュースを発見しました!
どんなニュースなのかをご紹介させてください!
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どんなニュースか
伊藤忠商事がCOBOLを撤廃、東京ガスがシステムを全面刷新するというニュースです。
日経クロステック登録会員に登録しないと中身を閲覧できないので、記事の引用は致しません。
気になる方は、↓からご確認ください。
伊藤忠商事素敵、東京ガスずっと使います。
そもそも同じシステムを20年使い続けていることがおかしいのです。
たとえば、家電で洗濯機とか冷蔵庫とか10年以上使っていると色々なところからガタが出てきて
そろそろ買い替えどきかなあ?
となりますよね。
またテレビではブラウン管は時代の流れで廃止になり、完全地デジ化となりました。
それと同じです。
長年使ってると、ところどころガタが来たり、技術の進化によって古いものは淘汰されていくことが自然の流れなのです。
では、なんでCOBOLのシステムはずっと使われ続けているのでしょうか?
何十年経った後のシステム刷新は、本当に難しい
COBOLが使われているのは銀行や年金などお堅いところ。
なので新しい技術を積極的に取り入れません。
今動いているなら、その古い技術をそのままずっと使い続けます。
でも、ベンダーが想定するシステムのライフサイクル平均は10年とされています。
想定以上に使い続けると、意味が不明なプログラムが増加して、色々なところから噛み合わせがおかしくなって時代に取り残されてしまいます。
何十年経った後のシステム刷新は、本当に難しいです。
理由は、次の通りです。
- システムの設計書が無いことが多い、またはあっても意味がない
- 属人化している
- 退職などで、システムの立ち上げからいる人がいない
システムの設計書が無いことが多い、またはあっても意味がない
昔のシステム開発では設計書を書かなかったのか、それともいつの間にか無くなったのか、それは分かりません
ただ本当に昔のシステムでは設計書はない、もしくはあっても意味がないことはあります。
私がまだCOBOLエンジニアをしていたとき、「設計書見るよりプログラム読んだ方が早いわ!」ってなることはよくありました。
属人化している
COBOLに限らず、システム開発で属人化してるところが本当多いです。
属人化は本当に危険な状態です。
属人化についてはこちらをお読みください。
その人が急に会社を辞めるとなると、属人化されていた仕様はなんでそうなっているのかが分からなくなります。
また長期的に見ても、会社を破滅に向かわせます。
これが顕著に表れているのがCOBOLです。
退職などで、システムの立ち上げからいる人がいない
これは属人化と少し絡みます。
昔は終身雇用が当たり前だったので問題ではありませんでした。
なんで、退職間際に引継ぎをすればよかった。
でも今ではどんな職種でも、転職が当たり前になりつつあります。
だから、立ち上げに携わったからと言って、最後まで会社にいるという保証はどこにもないのです。
この仕様を知ってる人が先月辞めたAさんだけだった!とか割と有り得る話なんです。
だからIT人材の不足もあって、会社辞める時の引き止めがほかの業界より強いのかなって考えてます。
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まとめ:COBOLのシステム開発は携わらないことが正解
これらの問題を解決するのはとても大変です。
でも「会社の未来のためにやってやる!」と覚悟を決めたのだと思います。
これからとても大変かと思いますが、陰ながら応援しています。
今後このような英断をする会社経営者が増え、COBOLがますます無くなっていく事を願っています。
もし若者でCOBOLの現場に配属された場合は一刻も早く逃げましょう!
何故私がここまで言うのかは以下の記事をご参考ください。
COBOLシステムの現場で本当にあった!紙文化から生まれるエンジニアが全く成長しない害悪作業をご紹介します!
COBOLの現場に配属されたら、一刻も早く転職しましょう。
転職しないと、エンジニア人生が詰むので。